トルコ・トカットの木版〈バスク〉展&ワークショップ@世田谷文化生活情報センター生活工房
梅雨明けから猛暑続きで、すでにへとへと(^^;)。お盆休みの入り口で、都内の電車はちょっと空いてきているかも。私もしばらく本業を忘れましょ。。
ところで、このblogでお伝えしましたように、昨年末から試練のセーターを編み続けて…梅雨明け前にとりあえず4枚のパーツ(身頃2枚+袖2枚)は編み上がった(^^)/
あとは、これまた難航が予想されるトジハギが残っているのです。
でも、あまりに暑いので毛糸を触るのは中断して、こんなワークショップに参加してきました。
午前中はギャラリーで展示を見学。
トルコ北部トカット県に600年前から伝わる伝統工芸〈バスク〉とは、菩提樹の木に模様を彫って作った木版を用いたハンドプリントによるテキスタイル。イスラム教国であるトルコの女性が日常的にかぶるスカーフとして使われているようです。
映像による制作工程の説明を見ていると、20年ほど前にインドのグジャラート州のブロックプリント工房を訪ねた時のことが思い出されて…そこには1階にお風呂のような染め場、2階に木版の作業場があり、大量の布が積まれている中を見学させていただきましたが、工房は今もあるのかな?
手作業で大量の布を染めるのは重労働なので、この技術を伝承していくのはトルコでもなかなか難しいことでしょうが、手仕事の味わいが失われてしまうと寂しい…。
午後のワークショップは、美味しいトルコのリンゴティーをいただきながらの楽しいひとときでした。
まず好きな色のスカーフ(正方形)を選び、たくさんの木版の中から使いたいものを選び、それらの配置を考え、簡単に下絵を描く。
ここで難しかったのは、版の大きさの目算が立たず、つい欲張ってたくさん描き込んでしまうこと。版の絵柄がそれぞれみな魅力的なので目移りします。
デザインが決まると、アシスタントの皆さんにお手伝いいただきながら版を押す。決まった人から列に並ぶのですが、皆さん決断が早い!
私はもたもたしてなかなか決められなくて(^^);;
木版はこれ!
手に取ると予想より大きいものが多い。
スカーフの四隅に共通のモチーフを配置するのが基本…とのお話でしたが、版を押す段になって、入りきらないことがわかり、1つ減らしました。
版を押したら、あとは彩色。この時点で残り時間は1時間半くらい。…手際が悪いなあ…と思いながら、一所懸命ぬり絵の感覚で色をつける。筆にインクを含ませすぎると滲むので、控えめに…。そうするとこまめに手を動かさなければならず…(汗💦)
どうにか完成(^^)//
皆さんの作品は、みんなステキ💛
今回のワークショップは応募者多数により参加者は抽選になったそうですが、区外在住の私にも機会を与えてくださり、感謝しています。
講師の成原さと子さんのblogのリンクを貼らせていただきました。是非ご覧くださいませ(^^)
8/10 生活工房さんでのワークショップ 二日目 | バスク屋さとこのバスク道 ~トルコ12人目の認定職人となるために~