日曜織り人PEKOの休日

休日に機織りをしています。

TEQUILA @spiral 南青山

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寒〜い日曜日の昼下がり、青山のSpiral へ。TEQUILA | EVENT SCHEDULE | SPIRAL WEB

また飲みに行っちゃったの…ではなく、東京造形大学テキスタイル専攻のみなさんの卒業制作展を見にきました。
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らせん階段を上り、階下を見下ろすと、素敵な布たちの森のようで、とてもきれい♡気持ちも上がりますv(^_^v)♪

それぞれの作品は、どれもよく研究され、制作レベルが高く、とても勉強になりました。

入場無料。しかも、作品のコンセプトや制作ノートも見せていただけた上に、撮影もOK!

何てお心が広いのでしょう(^^)。

会場に入ると、まず入口に展示されていた作品に興味を惹かれました。
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「着るテキスタイル」と題した、松尾美沙さんの作品は、1台の織機(16枚綜絖)で、平織の面を、何枚も重ねて織りあげることで、「切らない、縫わない」服に仕上げたもの。6体の構造は皆それぞれに異なり、シャープなシルエット。
一見、手織りには見えないところに、制作のご苦労があるのではないか…と思い、制作のプロセスをお聞きしたところ、大変親切に教えてくださいました。

布は、織りあげた後に、縮絨して仕上げますが、緯糸の打ちこみの強さが部分的に少し違うだけで、縮絨率は変わってくるので、多重織の場合、全ての面を予定した寸法に仕上げるのは、容易ではないでしょう。

その点について、お尋ねしたら、この作品は水通しせず、スチームで仕上げたそうです。
サンプルもたくさん作られたそう。

いろいろ教えてくださってありがとうございますm(_ _)m

地道な仕事を着々と…。織りの道は、人生の道…。

でも、織りを生業とすることでは、食べていけない現実もあり、悩ましい…。

こんなにたくさんのサンプル❗️
ワクワクします。
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これは23枚綜絖で織ったワッフル織り、とのこと。

こんなに可愛いドレスもありました💗
着てみたい‼️
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とても楽しく、良い勉強になりました。
みなさんの今後のご活躍を楽しみにしております(*^o^*)♪