日曜織り人PEKOの休日

休日に機織りをしています。

フリーダ・カーロの遺品ー石内 都、織るように@シアターイメージフォーラム

雨が降って、涼しくなりました。

そろそろ制作に戻りたいところですが、肩を痛めてしまい、手を使う作業が苦痛です。台所仕事は多少は出来るようになりましたが、制作も片づけも全然進みません(ー ー;)

休日もあとわずか。
気を取り直して…こうなったら映画です。座っていればいいし、お盆の東京は空いているし…ね。

先日イメージフォーラムへ行った時に、観たいと思った作品。サイトはこちらです。

この映画は、メキシコの女性画家フリーダ・カーロ(1907〜1954)没後50年目に公開された遺品を、写真家の石内都さんが撮影する過程を描いたものです。
フリーダ・カーロは、シュルレアリズムの個性的な画家として、ヨーロッパで高く評価され、日本にも紹介されました。

2012年にメキシコシティフリーダ・カーロ博物館(通称ブルーハウス)を訪れた石内さんの前に並べられた遺品の数々は、衣類、靴、アクセサリーなど、カーロと共にあり続けたものたち。それらは、カーロの皮膚の一部であるかのような存在感を持つと言えます。

フリーダの残した衣装の多くは、メキシコに長く伝わる手刺繍の施された四角形のテワナドレスの裾に、白いレースのペチコートが縫いつけられていてとてもチャーミング。
それらひとつひとつが作品であり、カーロの生きた証。石内さんは驚嘆しつつ、リズミカルにシャッターを切ります。

この映画のもう1つの見所は、現代の女性たちが民族衣装(テワナドレス)を大切に守り続けている場面。一針ずつ手刺繍を施す制作の様子や、祖母から母、子、孫と何代も継承されている衣装を誇らしげにまとう姿など、民族衣装好きの私には興味の尽きないものです。

カーロは、6歳でポリオを患い、右足が不自由となり、また17歳の時にはバスの事故で重体、九死に一生を得ます。そのため、左右の靴の踵の高さが異なっていました。

石内さんがその靴を丁寧に配置し、撮影するシーンが印象的でした。数多くの遺品から、何を見いだし、どんなことを想うのか。写真を撮るという行為は、被写体を写し出すと同時に、撮る人自身を語るとも言えます。

テオティワカン遺跡観光や、オアハカの死者の日(日本のお盆のようなお祭り)の場面には、旅心をそそられました。

石内さんの写真集「フリーダ その愛と痛み(仮題)」は、岩波書店から来年刊行予定だそうです。楽しみです。

このまま帰るのはもったいないので、日没時の南青山ブティック街をひと回りお散歩。目の保養(^^)
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図書館のような本箱に、目が釘付けになってしまったSONIA RYKIEL。ディスプレイはすっかり秋?でした。